チップマンク・ソング The Chipmunk Song
Christmas Don't Be Late

クリスマスソング/歌うシマリス3兄弟

『The Chipmunk Song (Christmas Don't Be Late)』(チップマンク・ソング クリスマス・ドント・ビー・レイト)は、アメリカの作曲家ロス・バグダサリアン(Ross Bagdasarian/1919–1972)が1958年にリリースしたクリスマスソング。

今日ではおなじみの歌うシマリス3兄弟(アルビン、サイモン、セオドア)が誕生するきっかけとなったオリジナルソングで、音声を遅い速度で録音し、通常の速度で再生することで実現されたピッチの高い歌声が大変ユーモラスで特徴的なコミックソングとなっている。

The Chipmunk Song ダウンロード盤(上ジャケット写真)

歌うシマリス3兄弟はこうして生まれた

作曲者のロス・バグダサリアンは、『The Chipmunk Song』がリリースされる半年以上前の1958年初頭、同じようなピッチの高い歌声を取り入れたコミックソング『Witch Doctor ウィッチ・ドクター』を発表。ビルボードチャート(Billboard Top 100)で3週連続1位を記録する大ヒット曲となった。

『Witch Doctor』の大ヒットを受け、すぐに同じ路線で次の新曲がロス・バグダサリアンに依頼された。

彼は次回作の声にキャラクターをつけたいと考えていたところ、車で通りかかったヨセミテ公園で一匹のシマリスに遭遇した。そのシマリスは彼の車の前に立ちはだかり、臆することなくバグダサリアンをじっと見つめ続けていたという。

偶然出会ったシマリスの勇気と根性に感銘を受けたバグダサリアンは、次の新曲のキャラクターをシマリス(Chipmunk)に決定。年末シーズンに向けたクリスマスソング『The Chipmunk Song (Christmas Don't Be Late)』として1958年10月にリリースした。

7週間で400万枚以上の大ヒット グラミー賞も

ヒットした前作の勢いもあってか、新曲は7週間で400万枚以上のビッグセールスを記録。4週連続でチャート1位を独占し、グラミー賞3部門を受賞した。

バグダサリアンの生み出した「歌うシマリス3兄弟」はその後コミックス化やテレビアニメ作品となり、アメリカを代表する人気キャラクターとして成長。2007年12月には初のCG映画作品「アルビン/歌うシマリス3兄弟」が公開され、その後も続編作品が制作されている。

余談:他のコミックソングやキャラクターとの関係について

日本への影響は?

日本では、「歌うシマリス3兄弟」のテレビアニメシリーズ「アルビン・ショー」が1964年に放映された。ちなみにその3年後、「オラは死んじまっただ~/天国よいとこ一度はおいで♪」のフレーズで有名なコミックソング『帰って来たヨッパライ』がリリースされており、『The Chipmunk Song』と同様にピッチを高くした録音技術が用いられているが、おそらく「歌うシマリス3兄弟」から何らかの影響を受けているのではないかと推測される。

ディズニーのチップとデールとの関係は?

ディズニーのキャラクターに「チップとデール」という2匹のシマリスがいるが、これは「歌うシマリス3兄弟」が生み出された10年以上も前の1943年に、その原型となるキャラクターがディズニーアニメ「プルートの二等兵」に登場しており、「歌うシマリス3兄弟」の先輩格にあたるシマリスキャラと言える。

【試聴】1958年オリジナル The Chipmunk Song

【試聴】2007 リメイク版 The Chipmunk Song

クリスマスソング特集 ハッピークリスマス!