Must Be Santa マスト・ビー・サンタ

クリスマスソング/ミッチ・ミラー(Mitch Miller/1911–2010)

『Must Be Santa』(マスト・ビー・サンタ)は、1960年にアメリカの音楽家ミッチ・ミラー(Mitch Miller/1911–2010)がリリースしたクリスマスソング

歌詞の特徴としては、リードシンガーの問いかけに対して、コーラスでその答えを返していく「コール&レスポンス Call and response」スタイルが取り入れられている。

日本でも、『森のくまさん』、『チェッチェッコリ』(原曲)などの世界の民謡が、同じく「コール&レスポンス」の形式となっている。

『Must Be Santa』のコール&レスポンス部分の一例をあげると次の通り。

Who's got a beard that's long and white
コール:誰のヒゲが長くて白い?

Santa's got a beard that's long and white
レスポンス:サンタのヒゲが長くて白い

Who comes around on a special night
コール:誰が特別な夜にやって来る?

Santa comes around on a special night
レスポンス:サンタが特別な夜にやって来る

歌詞が次々につながって長くなる?

さらに歌詞のもう一つの特徴としては、既に答えたレスポンスの歌詞がすべてその後のコーラスにつなげられて歌われるという点。

上に挙げた例で言うと、「long and white ロング・アンド・ホワイト」、「special night スペシャル・ナイト」の部分がコーラス部分としてつなげて歌われることになる。そして最後に「それはサンタに違いない Must Be Santa」と締めくくられる。

『Must Be Santa』の歌詞ではこれ以外にもコール&レスポンスが繰り返されるので、そのたびにコーラス部分が数珠つなぎに長くなっていく。この形式のクリスマスソングとしては、『クリスマスの12日 The Twelve Days of Christmas』が広く知られている。

残りのコール部分の歌詞は次のとおり。

Who wears boots and a suit of red
誰がブーツと赤い服を着てる?

Who wears a long cap on his head
誰が長い帽子をかぶってる?

Who's got a big red cherry nose
誰の鼻が大きくて赤い?

Who laughs this way HO HO HO
誰がホゥホゥホゥと笑う?

8匹のトナカイも登場

歌の一番最後には、サンタとそりを運ぶ8匹のトナカイが次のように連呼される。なお、クリスマスソング『赤鼻のトナカイ』で有名なルドルフは含まれていない。

Dasher, Dancer, Prancer, Vixen,
ダッシャー、ダンサー、プランサー、ヴィクセン
Comet, Cupid, Donner and Blitzen
コメット、キューピッド、ドンナー、ブリッツェン

ボブ・ディランのポルカ風カバー カオスなMV

1991年には、音楽グループのブレイヴ・コンボ(Brave Combo)が『Must Be Santa』をポルカ風にカバー。そのカバー版を2009年にボブ・ディラン(Bob Dylan/1941-)がさらにカバー。自身のクリスマスアルバム「Christmas in the Heart」で発表した。

ボブ・ディラン「Christmas in the Heart」(ダウンロード版)

iTunes ダウンロード

両カバー曲は非常に似ており、どちらもアップテンポで疾走感あふれる賑やかなクリスマスソングとなっている。

ボブ・ディラン版のミュージックビデオでは、クリスマスパーティで『Must Be Santa』を歌いながら陽気に浮かれ騒ぐ人々が登場。一見普通のパーティのように歌は進んでいくが、後半突如カオスな(混沌とした)展開に。一体何があったのか…。

【試聴】オリジナル版 Must Be Santa

【試聴】ボブ・ディラン版 Must Be Santa

クリスマスソング特集 ハッピークリスマス!