Deck the Halls ひいらぎかざろう

クリスマスソング/キャロルを歌おう ファララララーラ ラララ♪

『Deck the Halls ひいらぎかざろう(飾ろう)』は、ウェールズ民謡のキャロル『Nos Galan』をルーツとするクリスマスソング。 「ファララララー」の繰り返しが特徴的だが、この部分は元々ハープで演奏される部分だったという。

18世紀に入ると、オーストリアの大作曲家モーツァルトが、ヴァイオリンとピアノの二重奏としてこの曲を用いている。ひいらぎに関連する他のクリスマスソングとしては、『The Holly and the Ivy ホーリー・アンド・アイヴィー』が有名。

赤い実をつけるクリスマスホーリー

クリスマスの飾り付けに使われるセイヨウヒイラギ(学名:Ilex aquifolium)は、別名クリスマス・ホーリー(単に「ホーリー」とも)とも呼ばれ、11月から12月頃に丸い実が赤く色付く。

日本では、見た目が良く似て安価なチャイニーズ・ホーリー(学名:Ilex cornuta)がクリスマス用途で広まっている。

ヒイラギの葉は堅く、トゲ状の突起がある。誤って手に刺さったら「疼く(ひいらぐ)」、つまりヒリヒリと痛むことから、「ひいらぎ」の名がついたという。

ケルト文化とひいらぎ

キリスト降誕より数百年以上前、中部ヨーロッパを中心に独自の文明社会を発展させたケルト人たちは、セイヨウヒイラギを「死と再生のシンボル」として崇拝していた。

ケルト文化において、セイヨウヒイラギの赤い液果は女性の生命の血をシンボル化したものとされ、その木は「冥界の女神の木」として魔女の魔法に適した材料とされたという。

さらにケルト神話や物語では、夏至から冬至の期間を「ヒイラギの王の支配する季節」として描いており、ヒイラギの王はオーク王と表裏一体で自然界を支配する超自然的な存在として崇めていた。

古代ゲルマン人の冬至祭りの歌では、セイヨウヒイラギは「最も王らしい木」とされ、「セイヨウヒイラギに冠が与えられる」と歌われている。

ハリーポッターの杖もヒイラギ

J・K・ローリングの小説「ハリー・ポッター」シリーズにおいて、主人公のハリー・ポッターが杖専門店「オリバンダーの店」で購入した1本目の杖は、本体部分がヒイラギの木で作られている。

ハリーポッターのヒイラギの杖は7巻の中盤で折れてしまうが、後に手に入れた「Elder Wand(長老の杖/ニワトコの杖)」を使って修復に成功している(小説版)。

シンガーズ・アンリミテッド Deck the Halls

1970年代に活躍した4人組ジャズ・コーラス・グループ、シンガーズ・アンリミテッド(The Singers Unlimited)による定番のクリスマスアルバム「Christmas」より

ナット・キング・コール Deck the Halls

クリスマスアルバム「Christmas Sing Jazz (33 Classic Christmas Songs Remastered)」より

【試聴】ひいらぎかざろう Deck the Hall

歌詞・日本語訳(意訳)

Deck the halls with bought of holly,
Fa la la la la la, la la la la.
Tis the season to by jolly,
Fa la la la la la, la la la la.

ひいらぎかざろう ファララララーラ ラララ
晴れ着に着かえて ファララララーラ ラララ
カロルを歌おう ファララ ラララ ラララ
楽しいこのとき ファララララーラ ラララ

Don we now our gay apparel,
Fa la la, la la la, la la la.
Troll the ancient Yuletide carol,
Fa la la la la la, la la la la.

輝くこの夜 ファララララーラ ラララ
ハープにあわせて ファララララーラ ラララ
楽しく踊ろう ファララ ラララ ラララ
昔をしのんで ファララララーラ ラララ

クリスマスソング特集 ハッピークリスマス!