ヨウルムオリ(ヨウルマー)joulumuori

フィンランドにおけるサンタクロースの妻・奥さん

ヨウルムオリ(joulumuori)とは、サンタクロースの妻・奥さんを意味するフィンランド語。「ヨウルマー」とも呼ばれる。

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「ヨウル joulu」とは、フィンランド語で「クリスマス」、「ムオリ muori」とは「おばあちゃん、老いた母」などの意味がある。

「ヨウルマー」の「ヨウル」も恐らく同じ意味だと思われるが、「マー」の部分について言語的な詳細は不明。英語の「ma(mother)」のように、「マザー(母)」を意味するのだろうか。

ちなみに、「ヨウル joulu」が含まれるフィンランド語としては、クリスマスツリーを意味する「Joulukuusi ヨウルクーシ」、クリスマスプレゼントを意味する「Joululahja ヨウルラハヤ(ラフヤ)」、サンタクロースを意味する「Joulupukki ヨウルプッキ」などがある。

ヨウルムオリ(ヨウルマー)の人物像・性格は?

サンタクロースの妻・奥さんと言っても、具体的にヨウルムオリ(ヨウルマー)はどんな人物なのか?どんな性格なのか?など、世界的な有名人だけに、あれこれ疑問が湧いてくる。

この点については、フィンランドのクリスマス文化に詳しい書籍(絵本)「サンタの博物誌」(出版:アートデイズ)の中で、ヨウルムオリ(ヨウルマー)について大変興味深い解説がなされているので簡単にご紹介したい。

魔女の家系に生まれたヨウルマー

この書籍によれば、サンタの妻ヨウルマーは魔女の家系に生まれた女性で、本名はイルマ・サローネンというそうだ。本当は魔法も使えるようだが、「魔法は万物の均衡を崩す」という理由で一切魔法を使っていない。

それよりも、魔女の家系から受け継がれた技能として、マンドラゴラなどの植物を使った薬の調合や心理学などは好んで用いているという。なお、姉のヴェレッタは魔女の道を歩んだ。

ヨウルマーの見た目の年は45歳ぐらいで、スノーモービルを猛スピードで乗りこなすスピード狂の一面も持っている。サンタクロースは怖くて彼女の運転する車には乗らないそうだ。

「サンタの博物誌」によるヨウルマーについての説明が、果たして子供向けの創作なのか、または何らかの資料に基づいた由緒ある設定なのかは不明だ。ただ、スノーモービルのくだりは明らかにやり過ぎだろう。

英語圏のミセス・クロースとの関係は?

フィンランドのヨウルムオリ(ヨウルマー)以外にも、サンタクロースの妻・奥さんというキャラクター文化はイギリス・アメリカなどの英語圏に存在している。

その名もズバリ「ミセス・クロース Mrs. Claus」。イギリスでは「マザークリスマス Mother Christmas」とも呼ばれる。

この英語圏のミセス・クロースについては、魔法が使えるとか薬を調合するといった魔女的な要素はなく、一般家庭の優しいおばあさんのような人物像で定着しているようだ。

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